【2026年 元旦】 太陽のごとく、駆ける一年を

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

古民家の板間を冷気が這い、墨を磨る水音だけが静寂に響く元旦。 この凛とした空気の中で筆を執れることに、心より感謝いたします。

皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えのことと存じます。

2026年の干支は、「丙午(ひのえうま)」です。 「丙」は燃え盛る火や太陽を、「午」は真昼の正午や活発に走る馬を象徴します。 陰陽五行において、これほどまでに「陽の気」に満ちた組み合わせはありません。

書家として、そして禅を学ぶ者として、本年をこのように観ております。

  • 嘘が消え、本質が輝く: 真夏の太陽は影を濃くし、全てを白日の下に晒します。飾り気のない「本物」だけが残る年となるでしょう。
  • 情熱と行動の時: 思考するよりも、まずは一歩を踏み出すこと。かつて私が長距離走で感じたような、息が切れるほどの情熱こそが、運命を切り拓く鍵となります。

激動とも言える強いエネルギーの年ですが、恐れることはありません。 それは古い殻を焼き尽くし、新しい自分へと生まれ変わるための浄化の炎です。

私もまた、この地の清らかな水と自身の情熱を墨に込め、皆様の心に火を灯すような書をお届けできるよう、精進してまいる所存です。

本年が皆様にとって、太陽のように明るく、天馬のように自由な飛躍の一年となりますように。

令和8年 元旦 書家 家禅

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