
物事の基本を疎かにせず、土台を固める
Don’t neglect the basics, but strengthen your foundation.
選字の背景: 根本を固めてこそ、高く堅固な志の城が成る。
本日、一月十七日。日本人にとって、この日は「土台」や「礎」の重要性を嫌応なしに思い起こさせる日でもあります。かつての大震災が教えてくれたのは、どれほど立派な建物であっても、支える「基(もとい)」が盤石でなければ、一瞬で崩れ去ってしまうという峻烈な事実でした。「基」という文字は、土台の上に「其(四角い籠)」を置いた形から成り、建物を建てる際の土台となる石や土を表します。 私たちは新しいことを始める際、つい華やかな「成果」という屋根や壁ばかりを急いで作りたくなります。しかし、見えない地下深くでどれだけ丁寧に土を固め、石を据えたか。その「基本」への忠実さこそが、後に訪れる嵐に対する真の耐久力となります。街の木々も、寒さの中でじっと根を張り、土の栄養を蓄えています。目に見える成長が止まっているように見えるこの時期こそ、実は「基」を固める最も重要な時間なのです。日々の挨拶、道具の手入れ、約束を守ること。そんな「当たり前」の基本を疎かにしないこと。地味で目立たないその積み重ねこそが、あなたの人生という建築物を、どこまでも高く、どこまでも揺るがないものへと導いてくれるのです。