誇-HOKORU-

hokoru

誇るべきは結果でなく、そこに至る過程

Be proud not of the result, but of the process.

選字の背景:成果より、歩んだ道のりこそが真の誇り。

三月も中盤を過ぎ、世間では「合格」や「卒業」といった、目に見える成果が称賛される時期ですが、そんな華やかな喧騒の中で、私たちは時として最も大切なものを見失ってしまいます。
「誇」という文字は、「言」に「夸(大きい、ゆったり)」を合わせたものです。本来は「大きく言う」「自慢する」という意味を持ちますが、真の誇りとは、他人に言いふらすためのものではありません。自分自身に対して「私は、あの日々を誠実に生きた」と胸を張れる、静かな確信のことです。
禅の教えに「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉があります。特別な場所や結果に真理があるのではなく、今踏み出しているその一歩一歩、その過程すべてが修行の場であり、尊いものであるという意味です。 もし今、あなたが望んだ結果を手にしていなかったとしても、悲しむ必要はありません。あなたが今日まで、迷い、悩み、それでも投げ出さずに歩き続けたという「過程」そのものが、誰にも奪うことのできない、あなただけの真の「誇り」なのです。

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