
人生は、終わりなき求道の旅である
Life is an endless journey of seeking truth.
選字の背景:人生という果てなき旅、歩む一歩に道が成る。
本日、三月二十四日。窓の外を眺めれば、風に舞う花びらや、新生活の準備を急ぐ人々の姿が目に入ります。三月の終わりは、一つの「駅」に到着し、また次の目的地へと切符を買い直すような、人生の大きな分岐点です。「旅」という文字は、旗を意味する「方」と、その下に並んで歩く人々を表す形から成っています。古来、それは集団での移動を指しましたが、精神的な文脈では「慣れ親しんだ場所を離れ、未知なる自分に出会う過程」を意味します。禅の世界には「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉があります。特別な聖地を目指すことだけが旅ではなく、今踏み出しているその一歩、日常の何気ない瞬間のすべてが、自分を磨くための道場であり、旅の行程であるという教えです。私たちは、どこか遠い「成功」というゴールにたどり着けば、この旅が終わると思いがちです。しかし、実際には一つの頂に立てば、また新しい山脈が目の前に現れます。人生という旅に、完成も終着点もありません。あるのは、歩き続ける中で深まっていく「魂の景色」だけです。三月の柔らかな光の中、今日あなたが交わした挨拶も、ふと抱いた迷いも、すべてはあなたという旅人が収集した大切な記録です。目的地を急ぐあまり足元の花を見落とすことなく、この「終わりなき道」をゆったりと、しかし着実に歩んでいきましょう。