流-NAGARE-

nagare

変化の流れに逆らわず、柔軟に生きる

Live flexibly, without resisting the flow of change.

選字の背景:変化を拒まず、しなやかな心で時の流れに乗る。

窓の外を流れる雲や、風に舞う花びらを見ていると、この世に「静止」しているものなど一つもないことに気づかされます。特にこの数日は、昨日までの「当たり前」が過去へと押し流され、新しい季節という名の海へ放り出されるような感覚を覚えるかもしれません。「流」という文字は、さんずいに、生まれた子が羊水と共に流れる姿(あるいは逆子)を意味する「㐬」を組み合わせています。これは、「命の勢いが止まることなく、先へ先へと進んでいく様子」を表しています。私たちは不安を感じると、つい「今」という場所に踏み止まろうとしたり、過去の岸辺にしがみつこうとしたりします。しかし、禅の教えには「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」という言葉があります。最も優れた生き方は、水のようであるということ。水は器に合わせて形を変え、障害物があれば争わずに避けて通ります。それでも、最終的には必ず海へと辿り着く。流れを止めることはできませんが、流れの中での「泳ぎ方」は自分で選べます。今の変化を「拒絶すべき嵐」と捉えるか、「新しい場所へ運んでくれる追い風」と捉えるか。三月の終わりに直面している変化が、たとえ本意でないものであっても、まずはその流れに身を任せてみてください。力を抜き、柔軟に形を変えることができたとき、あなたはどんな苦境も軽やかに乗り越えていけるはずです。

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