湧-WAKU-

湧waku

無尽蔵。自らの内奥から湧き出る尽きることのない力

Inexhaustible. An inexhaustible power that wells up from the depths of one’s own being.

選字の背景:外に求めず内に問う。湧き上がる志が道を照らす

本日、四月九日。木々の枝先では、目に見えない土の底から吸い上げられた水分が、力強い新緑となって溢れ出そうとしています。春の生命力が爆発するこの時期、自然界は誰に命令されることもなく、内側から突き動かされるようにして「生」を謳歌しています。「湧」という文字は、さんずいに「勇」を組み合わせたものです。「勇」は、力強く飛び出す、あるいは奮い立つ姿。つまり、単に水が流れるのではなく、「勇ましく、勢いよく溢れ出す」エネルギーを象徴しています。禅の言葉に「無尽蔵(むじんぞう)」という教えがあります。私たちは、やる気や体力を「外から取り込むもの」だと思い込みがちです。だからこそ、期待した反応が得られなかったり、環境が厳しかったりすると、すぐに「枯渇」したような気分になってしまいます。しかし、真実は逆です。あなたの内側には、宇宙の営みと直結した、汲み取っても尽きることのない智慧と生命力の泉が、最初から備わっています。今のあなたが「もう限界だ」と感じているのは、泉が枯れたのではなく、単にその出口が「不安」や「執着」という重石で塞がれているだけかもしれません。四月の第二週。外側の評価や目に見える成果に一喜一憂するのを一度やめて、自分の内側の静寂に意識を向けてみてください。そこには、常に新鮮で、熱く、清らかな情熱が、こんこんと湧き続けているはずです。その泉を信じ、重石を取り払ったとき、あなたは自分でも驚くような「無尽蔵の力」で、新しい世界を鮮やかに彩り始めるでしょう。

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