蝉-SEMI-

蝉semi

短い命を惜しみなく燃やし尽くし、全身全霊で今を鳴き切る

Burning brightly and without reservation in their short lives, they sing out their hearts and souls in this moment.

選字の背景:守りの殻を捨て、今を全身全霊で燃やそう。

本日、八月九日。青空の深みと万物の生命力が最高潮に達し、世界が圧倒的な熱量で満ちあふれる一日です。「蝉」という文字を静かに紐解きますと、「虫」偏に「単」と書きます。「単」は「ただ一つ」「ひたすら」という意味を宿しています。長い年月を暗い土の中で静かに過ごし、光ある地上へと舞い降りた蝉たちは、与えられたわずかな時間のために命のすべてを懸けて鳴き叫びます。「明日」を計算することもなく、「昨日」を惜しむこともありません。ただ「今、この瞬間」に己の全存在をぶつけ、命を燃やし尽くすのです。私たちは生きる中で、ついエネルギーを「出し惜しみ」したり、「いつか準備が整ったら」と全力で生きることを先延ばしにしてしまいがちです。けれど、人生において私たちが確実に手にしているのは、過去でも未来でもなく、今この一瞬の「生」しかありません。

明日を恐れて力を残すのはやめなさい。あなたに与えられた命の時間を惜しみなく燃やし、今この瞬間を、全身全霊で響かせ切るのです。

八月の光が満ちあふれる今日。 もしあなたが、自分の歩みに迷い、全力で生きることに恐れを感じているなら、どうぞ窓を開けて、蝉たちの命の合唱に心を寄せてみてください。 計算や躊躇を捨て、ただ今この瞬間に自らの情熱を解き放つとき、あなたの人生は誰にも真似できない、美しく気高き輝きを放ち始めるはずです。

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