吟-GIN-

gin吟

頭で考えるだけでなく、全身全霊で生命の喜びを歌う

Let go of comparing yourself to others and let your own life shine.

選字の背景:今この瞬間の喜びを、全身全霊で歌い上げよ

木々の緑は日増しに深まり、風は花の香りを運んでは、目に見えないメロディを奏でています。私たちは忙しい日常の中で、ついつい「正解」を探して頭を動かしてしまいますが、春という生命の祝祭は、思考で理解するものではなく、魂で感じるものです。「吟」という文字は、偏の「口」に、蓋をして中に閉じ込める、あるいは深く含むことを意味する「今」を組み合わせています。これは、心の内側にある深く重厚な想いを、声に出してゆったりと詠(うた)い上げる姿を表しています。禅の世界には「不立文字(ふりゅうもんじ)」という言葉がありますが、それは「言葉に頼るな」という意味であると同時に、「体全体で真理を感じろ」という教えでもあります。人生は、解くべき問題ではなく、味わい、謳歌すべき「詩」そのものです。四月の折り返しを過ぎた今、あなたは自分の人生を「吟じて」いるでしょうか。「こうあるべきだ」という理屈や損得勘定で自分を縛るのは、もうおしまい。今日出会った美しい景色、誰かの何気ない一言、そして自分の中に湧き上がる小さな喜び。それらを全身全霊で受け止め、心の中で高らかに歌い上げてください。理屈を超えて「生きているのが嬉しい」と感じられたとき、あなたの放つ言葉や行動は、誰かの心を震わせる最高の旋律へと変わっていくはずです。

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