遇-GUU-

guu

人との出会いを、一期一会の縁として大切にする

Cherishing encounters with people as once-in-a-lifetime connections.

選字の背景:袖振り合うも奇跡の縁。今この出会いに真心を。

冬の外出はつい足早になり、襟を立てて自分の内側に閉じこもりがちですが、そんな季節だからこそ、人との「遇(あ)い」が、まるで温かな手炙(てあぶ)りのように心に染み渡ります。「遇」という文字は、「しんにょう(道を行く)」に「禺(思いがけず対面する)」と書きます。これは、約束をして会う「会」とは異なり、人生の途上でふとした瞬間に、まるで運命に導かれるように巡り合うことを意味しています。禅では、この世のあらゆる出会いを「一期一会」と捉えます。今日、言葉を交わした人、すれ違った人、共に仕事をした人。そのすべてが、数えきれないほどの偶然が重なって生まれた、二度とは繰り返されない奇跡の瞬間です。「遇(もてな)す」という言葉にもこの字が使われます。相手が誰であれ、その瞬間の出会いを「一生に一度の宝」として、真心を尽くして遇する。 厳しい冬の寒さの中で出会う人の笑顔や、温かな一言が、どれほど私たちの孤独を癒し、明日への糧となることでしょうか。外は依然として冷え込んでおりますが、どうぞ今日は、目の前の人との縁を、世界で一番贅沢な贈り物のように大切に扱ってみてください。その温かな共鳴が、あなたの周囲に小さな春を呼ぶはずです。

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