
寒い中にあっても、春の兆しを信じる心
Even in the cold, I believe in the signs of spring.
選字の背景:雪下に芽吹く春を信じ、凍える日々を凌ぐ。
本日、二月四日。暦の上では立春。しかし、春とは名ばかり、今朝も鋭い北風が吹き抜け、霜柱が地面を押し上げる光景は、一見すればまだ「冬そのもの」です。しかし、今日という日を境に、自然界の時計は確実に春へと針を進めました。目に見える地上に花が咲くことだけが春ではなく、氷の下、土の奥底で、生命が「今か今か」と出番を待っているその静かな熱量こそが、春の本質なのです。私たちは、辛い状況にある時、目に見える変化がないと「いつまでこの寒さが続くのか」と絶望してしまいがちです。しかし、禅の言葉に「春来草自生(はるきたらばくさおのずからしょうず)」とあります。時が来れば、願わずとも草は生えてくる。大切なのは、寒さの中で「もう春は始まっている」と信じ、自分を腐らせないことです。外の気温に騙されてはいけません。今日からは、日差しの明るさ、鳥の声、ふとした風の匂いに、ひそかに混じり始めた「春の兆し」を探してみてください。その兆しを信じる心の温かさが、やがてあなたの現実に本物の花を咲かせる力となるのです。