
与えられた命を、最大限に輝かせる
Make the most of the life you have been given.
選字の背景:自らも他者も、唯一無二の尊い命として敬い生きる。
本日、一月二十六日。今朝も霜柱が立ち、茶畑は静かに眠っているように見えます。しかし、その土の下では、目には見えない生命の鼓動が、春の芽吹きに向けて着実に準備を進めています。寒さが厳しいからこそ、生きようとする「命」の輝きが際立つ時期でもあります。
「命」という文字は、上に「令(神の宣告・命令)」、下に「口(器)」、そして「卩(跪く人)」を合わせた形から成り立っています。つまり、命とは自分の意志だけで手に入れたものではなく、天から「このように生きよ」と託された、尊き「使命」そのものなのです。
私たちは、つい命を「長さ」で測ってしまいがちです。しかし、この教訓が説くのは命の「輝度(きど)」、つまりどれだけ鮮やかに今を燃焼させているかです。 禅の言葉に「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」とありますが、これは単に「毎日が良い日」という意味ではありません。「どんな過酷な日であっても、今この瞬間を精一杯に生き切ることで、かけがえのない最高の一日に変える」という、命の使い方の極意を指しています。
一月も終盤に差し掛かり、新年の誓いが日常の忙しさに埋もれそうになっているかもしれません。 どうぞ今日は、ご自身の胸に手を当てて、その鼓動を感じてみてください。その音は、天から預かった大切な命を「今、どう輝かせるのか」という問いかけです。誰かと比べる必要はありません。あなただけに与えられたその火を、今日という一日の中で、精一杯に、そして美しく燃やし尽くそうではありませんか。