
一度決めたことは、最後まで貫き通す
Once you make a decision, stick to it until the end.
選字の背景: 雨垂れ石を穿つ。一念を貫き、壁を突破せよ。
本日、一月十五日。小正月であり、地域によっては「女正月(おんなしょうがつ)」とも呼ばれ、年末年始に働いた女性を労う日でもあります。ここ狭山では、無病息災を願い「小豆粥(あずきがゆ)」を炊く風習が残っております。 さて、元旦から半月。新年の誓いは、まだその熱を保っているでしょうか。それとも、日々の忙しさに紛れ、少し色褪せてはいないでしょうか。「貫」という文字は、「貝(貨幣)」を紐でつなぎ止める形(毌)から生まれました。昔のお金は真ん中に穴が開いており、それを紐で「貫く」ことで、バラバラな硬貨が一つの大きな価値ある束となりました。 つまり「貫く」とは、単に壁に穴を開けるような破壊力だけを意味するのではありません。一日一日というバラバラな時間を、初志という一本の紐で通し、途切れることなく繋ぎ合わせる「継続の力」を表しているのです。「雨垂(あまだ)れ石を穿(うが)つ」。軒先から落ちるわずかな水滴も、同じ場所に落ち続ければ、やがて硬い石に穴を開け(貫き)ます。 一度決めたことを貫き通すのに、特別な才能は要りません。必要なのは、今日やるべきことを、今日やる。ただそのシンプルな繰り返しです。途中で紐が切れそうになっても、また結び直せば良いのです。今日いただく小豆粥の赤色は、邪気を払う色。どうぞ、この半月で忍び寄った「飽き」や「妥協」という邪気を払い、あなたの信念という紐を、もう一度しっかりと通し直してください。 貫き通したその先にこそ、あなただけの黄金の価値が生まれるのですから。