国-KUNI-

kuni

国を思う心は、郷土を愛する心から始まる

Caring for one’s country begins with loving one’s hometown.

選字の背景:郷土を慈しむ心が、やがて大きな国を想う志となる。

本日、二月十一日は、ここ日本のおいては、建国をしのび、国を愛し、国の発展を期する国民の祝日です。記念する建国記念の日の静かな祝祭感が混じっています。 「国」という文字、旧字では「國」と書き、領土を守るための武器(戈)と人々を囲う形をしていましたが、現在の「国」は、枠の中に「玉(ぎょく・宝物)」が収まっています。私たちにとっての本当の宝とは何でしょうか。それは、遠く離れた抽象的な「日本」という記号ではなく、毎日見上げる空、冷たい風に耐える木々の緑、そしてそこに暮らす人々の笑顔ではないでしょうか。禅の教えに通じる考え方に、「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉があります。今自分がいる場所を照らし、慈しむこと。 大きな国をいきなり愛そうとするのは難しいことかもしれません。しかし、自分の生まれ育った土地を愛し、その歴史や風土を守り、隣人と支え合う。その「郷土愛」という名の小さな火が、日本中、世界中で灯ったとき、結果として国全体が温かな光に包まれるのです。今日は、私たちのルーツに思いを馳せると同時に、今自分が立っているこの「土」への感謝を深めてみませんか。足元の土を愛する心こそが、国を支える最も強固で美しい礎(いしずえ)となるのです。

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