
日々、自己という玉を磨き続ける
Continue to polish the jewel that is yourself every day.
選字の背景: 昨日より今日、より良い自分へひたすらに心を磨く。
「磨」という文字は、石(石)を麻(ま)でこする様から生まれました。それは、原石をただ磨き、その内なる輝きを引き出すという、ひたむきな行為そのものです。この教えは、私たち一人ひとりが、生まれながらにして光り輝く可能性を秘めた「玉」であると教えてくれます。しかし、その玉も、磨かなければただの石ころ。日々の暮らしの中で付着する、慢心や怠惰、偏見といった曇りを、昨日の自分より少しでも良くなろうとする日々の行いによって、丁寧に拭い去ってゆく。その繰り返しが「磨く」ということです。すぐに結果は出ないかもしれません。しかし、その静かで地道な継続こそが、やがて、その人にしか放てない、濁りのない輝きを生むのではないでしょうか。