
働くことは、社会への奉仕であり自己の修行
Work is a service to society and a way to improve oneself.
選字の背景: 仕事は作務なり。社会を支え、自らの魂を耕す。
本日、十一月二十三は「勤労感謝の日」です。この一文字と向き合えるご縁に感謝いたします。私たちは「労働」という言葉に、対価を得るための苦役や、疲労といった重い響きを感じてしまいがちです。しかし、禅の道では、掃除や薪割り、畑仕事といった労働を「作務(さむ)」と呼び、坐禅と同じく、悟りを開くための重要な修行と位置づけています。仕事を通じて誰かの役に立つことは、社会への「奉仕」です。そして同時に、理不尽なことに耐え、工夫を凝らし、懸命に汗を流すその過程は、我欲を削ぎ落とし、己の人間性を高める「修行」そのものです。労働が自己を磨く道であり、見てくれる誰かの心を動かす奉仕であると気づいた時、苦しみは喜びに変わります。どのような仕事であれ、そこに心を込める時、それは単なる作業を超え、あなた自身を輝かせる聖なる行いとなるのです。