祝 -SHUKU-

祝 SHUKU しゅく 家禅 IEZEN.JP

生命の成長を祝い、未来への願いを込める

Celebrating the growth of life and expressing hopes for the future.

選字の背景: 「祝」とは、過去への感謝と、未来への純粋な祈り。

ちょうどこの11月という月は、古来より、子供の健やかな成長を「祝う」七五三の季節でもあります。その晴れやかな姿は、冷たい空気の中に、温かな光を灯してくれるようです。この「祝」という文字の成り立ちを紐解けば、神様(示)の前で、人(兄)がひざまずき、祝詞(のりと)を奏上する姿から来ています。それは、単なるお祭り騒ぎではなく、人知を超えた大いなる存在への、深い感謝と祈りの姿でした。まさに「祝」の本質を突いています。私たちは、生命が今日まで無事に育ったという奇跡(過去・現在)に、まず深く感謝し「祝う」。そして同時に、その大切な命が、この先も健やかに、豊かに続いてゆくようにと、純粋な「願いを込める」。「祝」とは、過去への感謝と、未来への祈りが交差する、今この瞬間の、最も尊い心の営みなのです。それは、子供の成長だけではありません。友人や、あるいは自分自身の、ほんの小さな一歩や、無事に今日を終えられたこと。その一つひとつを「祝い」、明日への清らかな「願い」を手向ける。その温かな心の連鎖こそが、この世界を、より生きるに値する場所にしてゆくのではないでしょうか。

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