信-SIN-

sin

信は力なり。自らを信じ、他者を信じる

Faith is power. Believe in yourself and in others.

選字の背景:己と他を信じる心が、凍える世界を動かす熱となる。

この時期になりますと、時たま、春一番を予感させるような強い風が吹き抜けることがあります。新年に立てた誓いや、昨日誰かに伝えた想い。それらが形になるまでには時間がかかりますが、その沈黙の時間を支えるのが「信じる力」です。「信」という文字は、左側に「人」、右側に「言」と書きます。これは「人の言葉に偽りがないこと」、転じて「誠実であること」を意味しています。 しかし、他者を信じるためには、まずその土台となる「自信」が必要です。自信とは、決して「自分は優れている」と傲慢になることではありません。 禅の言葉に「照顧脚下(しょうこきゃっか)」という教えがありますが、これは「自分の足元を見つめよ」という意味です。どんなに厳しい冬の寒さにあっても、自分の歩んできた道、積み重ねた努力を疑わずに認め、受け入れる。その揺るぎない自己信頼があって初めて、人は他者に対しても「信じる」という手を差し伸べることができるのです。自分を信じる強さと、他者を信じる優しさ。その二つが合わさった時、それは何ものにも屈しない最強の「力」へと変わります。

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