
昨日の自分より、一歩でも前に進む
Take even one step further than you were yesterday.
選字の背景:他人ではなく過去の自分と競い、一歩ずつ前へ。
一月一日から数えて、今日でちょうど四週間。新年の高揚感が落ち着き、日常の重みに足が止まりそうになるこの時期にこそ、「進む」という意志が試されます。「進」という文字は、道をゆく「辶(しんにょう)」に「隹(ふるとり)」と書きます。この「隹」は、真っ直ぐにしか飛べず、後退することができない鳥の形を表していると言われます。つまり「進む」とは、器用に立ち回ることではなく、不器用でもいいから、ただひたすらに前を向いて一歩を刻み続ける姿を指しているのです。私たちは、つい他人の華々しい成果を見て、自分の歩みの遅さに焦りを感じてしまいます。しかし、人生という長い道のりにおいて真に競うべき相手は、昨日の自分自身だけです。 たとえ、目に見える大きな成果がなくても構いません。昨日より少しだけ丁寧に挨拶ができた、昨日より五分早く起きられた、昨日より一頁多く本を読んだ。その「微差」の積み重ねこそが、未来の自分を形作る唯一の道(ルート)なのです。一月の締めくくりを前に、もう一度足元を見つめてみてください。今日踏み出すその小さな一歩は、確実に昨日のあなたを追い越しています。その確信こそが、明日を拓く最大の原動力となるのです。