潜-MOGURU-

潜moguru

表面の波立ちに惑わされず、深海の静寂に心を沈める

Ignore the waves on the surface and immerse your mind in the stillness of the deep sea.

選字の背景:表層の乱れを避け、心の深層で静寂を掴む。

本日、六月十一日。本格的な梅雨の始まりです。降りしきる雨は、地上の喧騒を洗い流すと同時に、私たちの意識を「外」から「内」へと向かわせます。「潜」という文字は、さんずいに「替(代わる、隠れる)」が組み合わさっています。これは、水面の下へ姿を隠し、静かな場所へと身を移すことを意味します。海を想像してみてください。嵐の日の水面は激しく波打ち、泡立っていますが、そこから数十メートルも潜れば、そこには一切の音が届かない、絶対的な静寂が広がっています。私たちの心も同じです。SNSの通知、他人の評価、日々の瑣末なトラブル……。それらはすべて人生の「水面の波立ち」に過ぎません。その波に一喜一憂し、翻弄されているうちは、自分という人間の本質を見失ってしまいます。深い海に潜るように。どれほど外側が騒がしくとも、心の奥底にある揺るぎない静寂を、一日に一度は訪ねてみてください。六月の長雨の中。もし、気持ちが落ち着かず、何かに追い立てられているように感じるなら、あえて「潜る」時間を作ってみましょう。目を閉じ、呼吸を深くし、表層のノイズを切り捨てる。そうして辿り着いた深層の静寂の中でこそ、あなたは自分を惑わせていたものの「小ささ」に気づき、次の一歩を踏み出すための真の強さを手に入れることができるのです。

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