蝶-CHOU-

chou

変化を恐れず、美しく羽化する勇気

The courage to emerge beautifully without fear of change.

選字の背景:変容を越え、真の姿で輝く翼を広げよう。

昨日の啓蟄で目覚めた生き物たちの中に、やがて鮮やかな羽を広げる「蝶」の幼虫もいることでしょう。「蝶」という文字は、「虫」に「世(平らな、薄い)」あるいは「葉」に通じる形を組み合わせています。葉の上で静かに時を待つ姿から、やがて空へと広がる薄く美しい羽を象徴しています。蝶の生涯は、まさに「変化」そのものです。 地を這う幼虫から、動きを止めて己を溶かす蛹(さなぎ)の時期を経て、最後には全く異なる姿で空へと飛び立ちます。この「羽化」の瞬間には、大きな苦痛とリスクが伴います。しかし、もし変化を恐れて殻の中に留まれば、一生空の広さを知ることはありません。禅の世界では、修行による人間的な成長を、蝶の変容に例えることがあります。 私たちもまた、新しい環境や挑戦を前にしたとき、今の自分を失うような不安を感じることがあります。しかし、その「殻を破りたい」という渇望こそが、あなたの中に眠る翼が完成した合図です。あなたもまた、これまでの自分を否定するのではなく、今の形を脱ぎ捨てる勇気を持ってください。三月の風は、新しく生まれ変わったあなたの翼を、どこまでも高く運んでくれるはずです。

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