昇-NOBORU-

noboru昇

迷いの低地から、悟りの高みへと一歩ずつ魂の次元を昇らせる

From the lowlands of delusion to the heights of enlightenment, one step at a time, raising the dimensions of the soul.

選字の背景:低き迷いを抜け、一歩ずつ高みへ昇りゆく。

七月十五日。一年の後半が始まって半月が経ち、夏の太陽が天の最も高いところから、万物を強烈な光で照らし出す季節を迎えました。地域によってはお盆の気配が近づき、先祖や大いなる存在へと想いを馳せる、どこか厳かな空気が満ちる一日です。お盆の気配が近づき、先祖や大いなる存在へと想いを馳せる、どこか厳かな空気が満ちる一日です。「昇」という文字を紐解くと、上部には太陽を表す「日」、下部には一升マスの形から「汲み上げる、上へ進む」という意味を持つ「升」が組み合わされています。太陽が東の地平線から、天空の最も高い場所へと力強く昇っていく姿そのものを表しています。私たちは日常を生きる中で、他人の言葉に一喜一憂したり、将来への不安に胸を痛めたりと、心の中の「迷いの低地」に深く沈み込んでしまうことがあります。視線が下を向いているとき、世界は狭く、暗く、息苦しい場所に思えてしまいます。 しかし、禅の教えは私たちに「そこから一歩、視線を高く持ちなさい」と語りかけます。山の下からは見えなかった景色も、頂上へと一歩ずつ登っていけば、すべてが小さく、愛おしいものとして見渡せるようになるのと同じです。目の前の些細な事象に捉われず、もっと大きな、宇宙のような視点から自分自身を見つめ直す。すると、それまで抱えていた小さなこだわりやエゴという名の濁りが消え去り、澄み切った「悟りの高み」へと、魂の次元がすうっと昇っていくのを感じるのです。

あなたが今いる場所がどれほど混沌としていても、あなたの魂には、常に上へと昇っていくための「美しい翼」が備わっています。焦らず、今日の一歩を信じて上を目指すのです。

七月の陽射しが頂点を極める今日。 もしあなたが、人間関係や仕事のプレッシャーで心が沈んでいるなら、天高く輝く太陽を見上げてみてください。 迷いの沼に留まり続ける必要はありません。あなたが「もっと精神を高めよう」と静かに決意したその瞬間から、あなたの魂は次元を超え、新しく清らかな高みへと昇り始めています。その歩みは小さくとも、確実に見える景色を美しく変えていくはずです。

タイトルとURLをコピーしました