
目に見える肉体は滅びても、精神の気高き魂は永遠に生き続ける
Even though the visible body perishes, the noble spirit of the soul lives on forever.
選字の背景:肉体は滅びようと、気高き魂は永遠に生きる。
お盆の中日を迎え、ご先祖様の静かな息吹がそっとこの世を包み込んでいるような、深く穏やかな時が流れております。「魂」という文字を静かに紐解きますと、霊的な存在を表す「鬼(き)」に、雲のように漂い広がる様子を表す「云(うん)」が添えられています。目に見える肉体という器に宿りながらも、肉体の制約を超えてどこまでも清らかに伸び広がっていく、目に見えない生命の根源――それこそが「魂」の本質です。私たちは日常の中で、どうしても形あるものや、目に見える肉体の若さ、成果といったものに心を奪われがちです。しかし、形あるものはどれほど頑丈であっても、時の流れとともに必ず衰え、やがて土へと還っていきます。けれど、誰かを深く愛した想い、凛とした志、そして自らの命をかけて磨き上げた気高き精神(魂)は、肉体が滅びたのちも途絶えることはありません。残された人々の胸の奥に灯火として受け継がれ、時空を超えて永遠に生き続けるのです。禅の世界でも、形に固執する執着を捨て、形なき本質――すなわち「不生不滅(ふしょうふめつ)」の生命の輝きを見つめることを大切にします。
肉体が滅びゆくことを恐れる必要はありません。あなたが生の中で紡ぎ出した気高き志と美しい魂は、姿を変え、時を超えて、永遠に輝き続けるのです。
お盆の深い静寂に包まれる今日。 もしあなたが、形あるものの喪失に心を痛めていたり、自身の生きた証について不安を抱いているなら、どうぞそっと胸の中にある「心」の温もりに触れてみてください。 あなたが日々真摯に重ねている想いや優しさは、決して消えることはありません。その気高き魂の輝きは、目に見えぬ豊かな光となって、これからも世界を永遠に照らし続けていくはずです。